人生を計画する

引き続きかなり忙しく働いているのだが、合間を縫って、ファイナンシャルプランナー(FP)相談などをしている。資産形成はそれなりに(まあ、iDeCo と NISA くらいなのだが)考えているものの、僕ももう40歳なので、残りの人生とお金の計画をもう少ししっかりしないと、という気持ちもあってやっている。遅すぎるかもしれない。

ということで、FP といえばライフプランニングである。子が大学をストレートで卒業すると仮定した場合に、そのとき僕は何歳で、妻のご両親はおいくつか、そこまでに必要なお金と起こり得るライフイベントは何か、みたいなことを整理していくと、人生の残りの計画が形作られていく安心感とともに、「だいたい計画されてしまうな……」みたいな寂しさもある。

「予想外のイベント発生!」みたいなどっきりが今後登場するかというと、まだあるかもしれないけど、概ね、自分が働けなくなったり、仕事がなくなったり、死んだりする、というパターンまで計画に含められていくので、面白くもあるが、変な気分にもなる。自分自身でいうと、両親も祖父母もすでに全員亡くなっているので変数がだいぶ少ない、という点もある。

一方、子に関しては「大学をストレートで卒業すると仮定した場合に」と書いたが、そもそも日本の高校や大学に行くとも限らないし、学校に行かない可能性もあるし、計画しようがないところもあって、とりあえずこういうことをしたいと言われたときに可能になるような資金計画はするものの、パターンはかなりいろいろあって、これが未来ある若者か!と感じる。妻も僕よりは若く、まだいろいろな可能性を検討しているので、そういう様子を見ていると、おもしろおかしい家族運営を引き続きがんばろうという気持ちになる。

いや、もっと自分自身にも「予想外のイベント発生!」を作っていきなさいよ、ということでもあるのかもしれない。

写真は cluster の「つきよにうかぶ ちいさな学校」というワールド。ピアノ。月の光。

つきよにうかぶ ちいさな学校 | メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)