聴いていますか? 今年の良かった音楽です。アルバム10作、シングル10作。リリース順。
- Best Albums
- Best Singles / EPs
- 理芽 / 法螺話 (with Guiano)
- FKA twigs, Headie One, Fred again.. / Don't Judge Me
- Fred again.. & The Blessed Madonna / Marea (We've Lost Dancing)
- Doss / Puppy
- The Chemical Brothers / The Darkness That You Fear
- The Linda Lindas / Racist, Sexist Boy (Live at LA Public Library)
- Ken Ishii & Masaki Sakamoto / Walk Through The 8th (Incl. DJ Wada Remix)
- Wet Leg / Chaise Longue
- John Tejada & Ulrich Krieger / Silversonic
- Nina Kraviz / Skyscrapers
- 0b4k3 / voices feat. kinu
Best Albums
SG Lewis / Times
Nile Rogers や Ryhe も参加した、UK 出身の SG Lewis のデビューアルバム。超ディスコ! オーストラリアの Lastlings との共作による M10 "All We have" が現代版ジョルジオ・モロダー・ディスコといった趣で泣ける。
Alfa Mist / Bring Backs
今年も良かった、ロンドンのピアニスト/プロデューサー Alfa Mist のニューアルバム。UK ジャズの最高峰のひとり。先行シングル M4 "Run Outs" が至高。
Kiefer / Between Days
こちらはカリフォルニアのピアニスト/ビートメイカー Kiefer。今年もう1枚 "When There's Love Around" をリリースしていますが、こっちの方が好きでした。M2 "Superhero" が時の止まったような2021年を甘く包んでくれた、今年前半のアンセムのひとつ。
Koreless / Agor
めちゃめちゃ各所で評判の Koreless のデビューアルバム。インスダストリアル・エレクトロニック。M2 "Black Rainbow" が寒気がするほどのかっこよさ。コロナ禍以降はなんとなく世の中まったりモードで優しい音楽が増えた気がしたけど、そんなことまったく関係ないぜみたいなギラついたサウンドがとても良い。
理芽 / NEW ROMANCER
昨年 "食虫植物" がわけのわからないヒットの仕方をした理芽のデビューアルバム。同曲を含むこれまでの楽曲が納められたベストアルバム的な手触りを持ちつつも、最高なのは極めてパーソナルなトラック M13 "やさしくしないで"。
Erika de Casier / Sensational
コペンハーゲンの R&B シンガー Erika de Casier のニューアルバム。エレクトロニックで流麗なバックトラックに、極上のシンセか?とすら思えてしまう歌声が非常にマッチしている。M1 "Drama" がめちゃくちゃ良い。
Joy Orbison / still slipping vol.1
UK の Joy Orbison による「ミックス・テープ」! 何が飛び出すかよくわからない不思議音楽曼荼羅。1曲1曲ではなく、1枚を通しての体験という意味では今年最も練られた作品だと思います。ジャケットも最高にカッコいい。
박혜진 Park Hye Jin / Before I Die
韓国の天才アーティスト 박혜진 Park Hye Jin のデビューアルバム。昨年の "How can I" も最高でしたが、こちらも素晴らしい。特に M1 "Let's Sing Let's Dance" は今年を象徴するような1曲。2021年ベストアルバム。
Helado Negro / Far In
ニューヨークのインディー・シーンの重要人物 Helado Negro のニューアルバム。エレクトロニック・フォーク・ロックみたいな? M2 "Gemini and Leo" が号泣必死。
Qrion / I Hope It Lasts Forever
アメリカで活動する日本人DJ Qrion のデビューアルバム。ノスタルジック・テクノ! M11 "Your Love" がすごい懐かしい気持ちになる音でびっくりする。ちょっと昔のジャーマントランスっぽさすら感じる。泣きメロ満載。
Best Singles / EPs
理芽 / 法螺話 (with Guiano)
Guiano によるミニマルトラックに、理芽の透き通った歌声が浮かぶ、凄まじい緊張感を持った1曲。低音がすごいので、低音がすごく出る環境で聴きましょう。
FKA twigs, Headie One, Fred again.. / Don't Judge Me
イギリスに生きる黒人たちの、目に見えない抑圧との戦い。2021年、問答無用のベストトラック。MV も素晴らしい。
Fred again.. & The Blessed Madonna / Marea (We've Lost Dancing)
こちらも Fred again.. が、The Blessed Madonna と作り上げた、失われたダンスフロアの賛歌。We've lost dancing!!!
The Chemical Brothers / The Darkness That You Fear
2019年の最高のアルバム "No Geography" 以来の新曲。みんなで楽しそうに踊っている姿へのノスタルジーが満載な MV でいっぱい泣く。
The Linda Lindas / Racist, Sexist Boy (Live at LA Public Library)
LA の10代ガールズパンクバンド The Linda Lindas がロサンゼルス公共図書館主催のオンライン・イベントで披露した、クラスメイトからのアジア人差別経験を元にした強烈な1曲。まさにパンク。
Ken Ishii & Masaki Sakamoto / Walk Through The 8th (Incl. DJ Wada Remix)
DJ ストリーミングイベント "REEL UP REMOTE" をきっかけに生まれたセッショントラック "Walk Through The 8th"。コロナ禍が産んだ新しいピアノとテクノのセッション。DJ Wada Remix がすごく良い。
Wet Leg / Chaise Longue
イギリス・ワイト島出身のインディーロック・バンドのデビューシングル。すでに世界中で大注目。底抜けに明るくてクールでシニカルでファニー。脳にこびりついて離れない!
Nina Kraviz / Skyscrapers
ロシアのテクノクイーン Nina Kraviz がいきなりエレクトロニック・ポップ・ボーカルトラックを出してきてびっくりしちゃった。MV がバブリーで楽しそう。
0b4k3 / voices feat. kinu
世界最高峰の VR クラブ "GHOSTCLUB" を主宰する 0b4k3 さんが、パーティクル VR ライブの名手であるキヌさんと作り上げた、2021年の VRChat アンダーグラウンド音楽シーンの最後を飾った特大アンセム。サンリオが主催するバーチャルフェスでキヌさんの話題沸騰のライブにて披露。また見たい。