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Björk! Jeri-Jeri! The xx! FUJI ROCK FESTIVAL '13に行ってきました

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FUJI ROCK FESTIVAL '15|フジロックフェスティバル '15

2008年以来、5年ぶりにフジロック行ってきました。

今年は2日目と3日目に参戦。初めての泊まりフジロック、初めてのキャンプフジロック。

LAMA / KYTE / TOM ODELL

現地到着後、テント設営を終えるとお昼。RED MARQUEEのLAMAへ。ラスト10分くらいしか見られませんでしたが、着いたと同時に「Seven Swell」! わぁい虹。ただしRED MARQUEEの外は一気に豪雨。やばい。そのまま「Dreamin」で〆。良い滑り出し。

LAMA | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

そのままKyte。だいぶドリーミンな感じで雨音をバックに堪能。続くTom Odellは想像以上にしっかりピアノ・ロックしていてこれもまた良し。

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TOM ODELL | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

MARK ERNESTUS presents JERI-JERI

雨の中、フジロック会場を端から端まで横断する。RED MARQUEEからORANGE COURTへ。今回の個人的目玉のひとつ。Jeri-Jeriを見るために!

Basic ChannelのMark Ernestusと、セネガルのサバール・ドラムの伝承者達とが出会って作り出されたアフロ・ファンク・ドラミング・ユニット。アルバムが最高すぎたのでかなり期待していたのですが、ライブは予想以上でした。素晴らしすぎる!!!

ダブであり、レゲエであり、テクノであり、ラテンであり、ファンクであり……しかしそのどれでもない、素晴らしいライブ! サバール・ドラムを叩き続ける彼らの頭上からは湯気が上がり、雨が降りしきる中、田んぼ状態のORANGE COURTでこちらはあまりのカッコ良さに絶叫する。なぜか途中で1枚ずつ服を脱ぎながらサバール・ドラムを叩く謎のパフォーマンス含め、終止最高潮でした。

Gawlo (with Baaba Maal)

Gawlo (with Baaba Maal)

  • Jeri-Jeri
  • ワールド
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

Lignou Mome

Lignou Mome

  • Jeri-Jeri
  • ワールド
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

MARK ERNESTUS PRESENTS JERI-JERI | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け
Mark Ernestus presents JERI-JERI - 800% Ndagga / Mark Ernestus presents JERI-JERI - Ndagga Versions | マーク・エルネストゥス,ジェリ・ジェリ | ele-king

BJÖRK

気付けば雨はあがっていました。茹で上った頭で食べたり飲んだり、紫色に怪しく染まる空を見上げたりしつつ、GREEN STAGEへ。Karl Hydeがバンドスタイルでアンビエントっぽい音を出しているのをぼんやり眺めました。

そして夜。本日のヘッドライナー。Björk!!!!!!

中学生のころから大好きだったBjörk、冷静に考えるとライブを見るのは初めて。だから、音が鳴り始めて、彼女のあの声が響いた瞬間、もうダメでした。「Cosmogony」でスタート。スクリーンの映像も、素晴らしいコーラスも、そしてBjörkの歌声も、美しすぎる。この世のものとは思えない。この時点ですでに泣いていました。きもい。

で、2曲目がなんと「Hunter」! わぁいハンターだいすき。なんかカラフルな不思議衣装を着たBjörkがステージ上をちょこまか走り回る(かわいい)。低音も完璧に出ていて良い。曲が終わるたびに、いちいち「アリガトッ!」って言うのもかわいすぎて反則です。

InstagramのBjörkオフィシャルアカウントに写真がアップされていました。DNAをモチーフにしたバルーン・ドレスみたい。そういえば「D! N! A!」って叫んでたなー(かわいい)。

その後はBiophilliaからの楽曲を中心に展開。「Thunderbolt」は、前日のNINが雷雨すら演出っぽかったみたいなことを聞いていたので、雷が鳴ってれば良かったなあと思いつつ、冷静に考えると雨だと困るなと思い直しました。「Moon」では月の満ち欠けがスクリーンに映し出されて、思わず空の月を探してしまいました(曇ってて見つかりませんでした)。「Crystalline」も良かったなー。

「Hidden Place」以降は懐かしの曲も披露。「Jóga」「Pagan Poetry」「Army of Me」という超俺得3連打……なんだそれ最高すぎるだろ。オルガンの音と後半のビートが夜風に気持ちいい「Mutual Core」を挟んで(ライブで聴くと超良いですねこれ……)、みんな大好き「Hyperballad」へ。後半がLFO「Freak」とのマッシュアップという近年おなじみのアレンジ。そのままアグレッシブな「Plútó」(最高!)を経て「Náttúra」で〆。

一度はけたあとコーラス隊の歌を挟んで再登場。メンバー紹介のあと、会場に向かって「From Japan」! で「最後に1曲! カラオケ、カモン!」と叫んで「Declare Independence」! みんなで「Raise your flag!」「Higher! Higher!」と叫んで終了。感・無・量!!!!!!

It's in Our Handsをやってくれなかったのは少し残念だったけど、とにかくBjörkが楽しそうで、映像もきれいで、音はアグレッシブで、夢のようなライブでした。

Cosmogony

Cosmogony

  • ビョーク
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

Declare Independence

Declare Independence

  • ビョーク
  • エレクトロニック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

BJORK | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

堪能したのでRED MARQUEE前でビールを飲む。

その後、限界を悟ってテントへ撤収。深夜のModeselektorに突っ込む気力は残されていませんでした。少し歩いて(といってもたいした距離じゃない。今回泊まったツアーバス利用者専用のキャンプサイト「PYRAMID GARDEN」からめっちゃ近い)「雪ささの湯」に行ってお風呂。快適。

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七尾旅人 / YO LA TENGO / WILKO JOHNSON / JAZZANOVA Live featuring PAUL RANDOLPH / TORO Y MOI

翌日。眠い目をこすりながらWHITE STAGEへ。ゆるーい感じの旅人MCと「星に願いを」で幕開け。こういうゆるさは野外ならではですね。その後、GREEN STAGEに戻って、珍しくYo La Tengoなんぞで踊る。お昼ご飯を挟んで、ORANGE COURTに向かう途中で再びGREEN STAGEを横切る際にWilko Johnsonをチラ見。昼間好天のもと、実に良い感じでした。さすが。歩きながら踊りまくる。元気。

で、Jazzanova。おなじみPaul Randolphを迎えた編成で、今年見るの二回目です。昨日に続いて激しい雨になったんだけど、バンド編成でしっかり盛り上げてくれて、雨すごすぎワロタみたいなノリで楽しく踊りました。

終わると同時に雨も上がる。WHITE STAGEに戻ってToro Y Moi。シンセ音が心地よい。チルウェイブと呼ぶにはアグレッシブすぎやしないか、という感じでなかなか良かったです。

七尾旅人 | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け
YO LA TENGO | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け
WILKO JOHNSON | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け
JAZZANOVA Live featuring PAUL RANDOLPH | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け
TORO Y MOI | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

相対性理論

はじめに言っておくと、僕にとって相対性理論とは『ハイファイ新書』一択です。あのアルバムは奇跡だと思っています。『シンクロニシティーン』の時点でそれほど興味がもてなくなったし、真部脩一と西浦謙助が脱退しての新作『TOWN AGE』は「いつも通りをやろうとしているんだなー」くらいにしか思っていませんでした。それでも、というか、だからこそ、見ておくべきだろう、と。やくしまるえつこと、新生相対性理論を!

『TOWN AGE』のラストを飾る最高エレクトロニックソング「たまたまニュータウン」のイントロ部分(最高)がかかり、ふわーっとレインコート姿のマルエツさんが登場、謎の音を発する棒を振り上げて「スマトラ警備隊」でスタート。以降は、ほぼ新作からの曲。過去曲は、途中「まぁるいやくしまるが、四角くおさめまっせ」というMCと共に「四角革命」(最高)をやったのと、あとは「LOVEずっきゅん」くらい。でも不思議と、新作の曲も素直に良かったなあと思えました。「ほうき星」と「BATACO」が特に良かったです。「ジャパン、ありがとう、ジャパン」というMCも良かった。海外勢の多いフジロックならではのネタ。笑いました。

ラストは「来たよ、苗場プリンセス」のMCに続けて、やくしまるがももいろクローバーZに楽曲提供した「Z女戦争」のセルフカバー! 爆笑! 面白いものを見せていただきました。

中央のやくしまるの後ろから終止、照明が照らされ続けて、ひたすら直立不動だけど後光が射すみたいな演出を含めて、独特の存在感は健在だなあと思ったのでした。

ほうき星

ほうき星

  • 相対性理論
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

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The xx

だいぶ体力的にも限界が迫っておりましたが、RED MARQUEE前でご飯を食べながら「ラストはどうすべきか」と考え、やはりThe xxは見ておくべきか……と奮起、WHITE STAGEまで戻りました。何往復してるんだ。

ということで、WHITEのトリ、The xx!

すごすぎた!!!!!!

黒づくめの3人による、シンプルな音の束。RomyとOliverがギターとベースを弾きながら、ステージ全体を使ってゆらりと動きながら歌う。後ろではJamieがパッドを叩いたりドラムを叩いたりと忙しそう。

Jamieが放つエレクトロニックなビートは、ちょっと恥ずかしくなってしまうくらいに素朴な、ストレートでシンプルなリズム。一方で、RomyのギターとOliverのベースは、そして2人の歌声は、正当なUKロックの系譜の上にあるメランコリックあふれるもの。その奇妙なバランスが故に、これほどまでにシンプルなのに、圧倒的な音になるのだろうと心底、感じました。これはつまり、かつてのNew Orderが持っていたエレクトロニックとロックとメランコリーの共存であり、あるいはJoy Divisionの精神を継ぐものなのかもしれません。

照明の使い方もカッコ良くて、ちょっとズルいレベル。終盤、レーザーでステージいっぱいに「xx」と描かれたときは、どうしようかと思いましたよ! その割に、MCでは「The Cureの裏なのに来てくれてありがとう」なんてこと言ったりしてうける。素晴らしいトリでした。

Angels

Angels

  • The xx
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

The xx | FUJIROCK EXPRESS '13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

深夜のラストスパートへ向かうRED MARQUEEに後ろ髪を引かれつつ(フジロック大トリの石野卓球は見たかったが……)、疲れた体を引きずって帰途につきました。

装備

Columbiaの長靴と、THE NORTH FACEのポンチョ(非ゴアテックス)、そしてDOPPELGANGER OUTDOORの折り畳み椅子が大活躍しました。三種の神器状態。

長靴は5年前に使ったものを再び引っ張り出しました。やはりフジロックといえば長靴。雨が多かったこともあって、2日間、会場では長靴onlyで通しましたが、暑くなることもほとんどなく快適でした(キャンプサイトではサンダルがあるとよいです)。あと余裕があれば中敷きを買って入れておくと快適度アップする気がしました。

[コロンビア] Columbia ラディ YU2518  334(Olive Brown/11)

[コロンビア] Columbia ラディ YU2518 334(Olive Brown/11)

レインウェアはやはりポンチョがカバンも全身もすっぽり収まるので良かったと思います。小さく丸められますし、可愛いし。ゴアテックスだと高いですが、1泊2日なら非ゴアテックスでもまったく問題なしでした。

そして折り畳み椅子。便利すぎる。荷物が増えるけど、2日以上ならぜひ持っていきましょう。本当は背もたれがあるタイプの方が楽なんですが、かさばるのでトレードオフ。僕が今回使ったものは、かなりコンパクトに折り畳めて棒状になるので、付属の袋に入れてズボンのベルト通しからぶら下げていました。このくらいの椅子でも、座れるというだけでだいぶ違います。

おわりに

ゲリラ豪雨が降ったかと思ったらすぐやんで、というのが多かった2日間でした。でも、あんまり陽が照りまくりみたいなことは(少なくとも僕がいた2日目と3日目は)なかったので、暑くてやばいという事態は避けられて良かったんじゃないでしょうか。

ベストアクトは圧倒的にBjörk(別格)、次いでJeri-Jeri(最高)とThe xx(超よかった)。でもそのほかも、ふだん聴かない音楽ふくめてとても楽しかったです。このあたりはフジロックならではですね。

いろいろな友人にも会えたし、お酒もご飯も美味しかったし、堪能しました。皆さま、おつかれさまでした。