土曜日。天気が良いので出かける。もうすぐ夏ですね。
荻窪の「アルベロ」で昼食。気軽にイタリアンを食べたいときに利用します。
http://ogikubo-albero.jimdo.com/ogikubo-albero.jimdo.com
タリアテッレとティラミス。
腹も満たされたので、今日の目的地、荻窪の本屋さん「Title」へ。
元リブロ池袋本店の辻山良雄さんが新たに作られた書店……というより「町の本屋さん」。大きくはないけど、ぎゅっと詰まっている感じ(でも狭さは感じない)。町の本屋さんっぽく雑誌などが普通にありながらも、ちょこちょこ並んでいるものが良い。リトルプレスとかも並んでるし。2Fでは最果タヒさんの詩の展示が行われていました。
あちこちの棚を楽しみながら時間をかけて見て回り、ちょうど今朝「純喫茶コレクション」の難波里奈さんがツイートされていた『散歩の達人』最新号(喫茶特集!)、「村上さんのところ」にて一緒にお仕事をさせていただいたフジモトマサルさんの『二週間の休暇〈新装版〉』、敬愛する山川直人先生が詩人・菅原克己の作品を漫画化し同人誌として発表されていたものをまとめた『日常の椅子 菅原克己の風景』、そして勢いでライブ会場や一部店舗でしか販売していない贅沢な作りのパッケージに身をまとったクラムボン『モメント e.p.』の4点を購入。
奥のカフェでコーヒーをいただきながら買った本を堪能。
椅子の座り心地が良かったです。散歩の達人は100人の「達人」がそれぞれオススメの喫茶店を紹介するという内容で、谷川俊太郎さんがまさに今いるTitleを紹介されていました。そういえば谷川さんの本もたくさん置いてありましたね。
本日発売の『散歩の達人』は喫茶特集なのですが、詩人の谷川俊太郎さんの立ち寄るお気に入りとして、Titleのカフェを選んで頂きました。「『Title』は、今の時代の新しい流動的なサロンになっていくかもしれません。」光栄です…。→ pic.twitter.com/qiaHlGTdmI
— Title(タイトル) (@Title_books) 2016年5月21日
先日ゴールデンウィークに訪れた初台のfuzkueが取り上げられていたり、同時に買った山川直人先生がこちらにも達人の1人として登場されていたりと、いろいろ面白かったです。
http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000001855/019/O/page1/order/shop.kotsu.co.jp
そのまま二週間の休暇と日常の椅子も読了。どちらも素晴らしかった……。二週間の休暇、装丁がとにかく良くて、フジモトさんのあの愛らしい動物たちの世界に心地よくのめり込めます。二週間の休暇、俺も欲しい。日常の椅子の方は、さすが山川先生だと喝采をあげたくなるような完璧さ。菅原克己さんの詩はきちんと触れたことがなかったのですが、「あいびき」「聖バレンタインの夕べ」「マクムシ」が良かったです。
こんなにじっくり堪能できる本屋さんは久々だなあ、と幸せな気分になりました。また来ます。
せっかく荻窪に来たので、文禄堂にも寄りました。元々あゆみBOOKSだった場所が、新しいブランドに変わった感じ。入り口が道に対して開けていてすごく良いですね。
http://bunrokudo.jp/bunrokudo.jp
あゆみBOOKS大好きっ子として生きてきましたが、新しい形態になっても良さはそのままに、より開けた感じになったように感じました。こちらも「町の本屋さん」という雰囲気を大切にしているのが嬉しいかぎり。真鍋厚さんの『テロリスト・ワールド』と、小西明日翔さんの『春の呪い』1巻を購入。春の呪いめちゃくちゃツボでした……。テロリスト・ワールドはこれから読みます。
書店行脚して楽しい休日でした。おわり。