今週のジャンプ、あるいは『左門くんはサモナー』の面白さについて

月曜が祝日だから土曜発売です。

左門くんはサモナー

左門くんはサモナー密かに大応援しています。良い意味でジャンプっぽくない作風で好きです。ほぼ少女マンガ。

てっしーこと天使ヶ原さんはマジ天使なので左門くんは気に食わなくて彼女を地獄に落とそうとする、というお話なわけですが、てっしーは割と口は悪いし左門くんの嫌がらせに悪態をつくし、でも根幹が良い人すぎる、というか裏が無さすぎて異常者でしかない、という点が本作の肝なわけです。今回、新キャラのアンリ・マユの視点で、改めててっしーの異常性が(コメディ調ながらも)描かれたのは大変重要なことです。ゾロアスター教の悪の神からドン引かれるてっしーマジ天使。「知ってた」のコマ悶え狂うでしょ。

モダンWebマンガっぽい軽やかなギャグも好みです。1巻楽しみですね。

背すじをピン!と 〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜

最高ですなー。

横田先生は青春ものもドギツいのもいけるし、経験を積まれてきているわけで、そのすべてが本作に叩きつけられていると考えると胸が熱くなるな。たしかに競技ダンスを描くなら、両方描けなければならないでしょう。素晴らしい。

暗殺教室

殺せんせーが爆発して地球を吹き飛ばす可能性は1%。地球をチップに賭けるに値するか否か。リスクとリターン。ウルリヒ・ベック『危険社会』。例えばここから、殺せんせーを生かすことで莫大なメリットが生まれる、みたいな話が出てきたら?とか思ったけど、さすがにそんな話を展開している暇は無さそうだし、真正面からこの話を膨らませることはないかな……。

ベストブルー

次回作も楽しみにしています……! 平方先生……! 待ってます……!