Akiko Kiyama『Doublethink』の硬質かつアブストラクトな音像にシビれるの巻

ああー硬い音のミニマルっていいなー、という気持ちを思い出させてくれる1枚。

Doublethink

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005SDB8MI/

ロンドンの「Lick My Deck」、Aaron Hedgesでおなじみ「District Of Corruptio」、Jay Haze率いる「Contexterrior」、Arnaud Le Texier主宰の「Safari Electronique」など、各国のレーベルからリリースを重ねるベルリン在住の女性テクノアーティスト、Akiko Kiyama。彼女のセカンドアルバムが、田中フミヤと半野喜弘のレーベル「op.disc」からリリースされました。

カッコいいですよほんと。極めて硬質な音が重なったミニマルテクノをベースに、アブストラクトなサウンドを乗せることで、ただのミニマルにはない空気感を実現しています。ミニマルだし硬いんだけど、なんだか森の中にでもいるような気分にさせられる、不思議なサンプルの使い方がハマります。まさにタイトル『Doublethink』の名の通り、2つの異質なものが同時に存在している感じです。

あとジャケがいいです。「髪」のモノクロ写真って! 最高すぎるでしょう。デカいポスターにして家の壁に貼りたいくらい。テクノの人ってジャケが適当な場合も多いんですけど、これは最近でも特に良いジャケだなーと思いました。ジャケについては、フミヤさんがブログで言及してます。

http://www.fumiyatanaka.com/blog/2011/11/akiko_kiyama_doublethink_1.html

冬はこういう硬い音がいいですね。一度ライブ見たいなあ……。