From The Inside

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2017年1月に公開される観たい映画

がんばりましょう。 伏原健之『人生フルーツ』 eiga.com東海テレビ放送×東風のタッグ、というと2016年のお正月は『ヤクザと憲法』でしたが(面白かった!)、今年のお正月はこちらになりそうです。建築家・津端修一さんと、妻の英子さんのドキュメンタリー。…

2017年です

旧年中はたいへん、たいへん、たいへん、お世話になりした。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。ところで年末は、渋谷アップリンクにて深田晃司監督『淵に立つ』を鑑賞したり、横浜BankARTにて柳幸典さんの『ワンダリング・ポジション』を見たりしま…

『シン・ゴジラ』、現実対虚構、そして泉修一保守第一党政調副会長の良さについて

シン・ゴジラを見てきました(ネタバレ)。

一緒に映画を観にいく友達が欲しい(映画はひとりで観ればいいじゃん派による、それを踏まえた上での映画友達の効用についての考察)

一緒に映画を観にいく友達が欲しい、と最近思い始めた。僕は友達が少ない。まあそれは別によくて、さらに言うと映画はひとりで観にいけばいいじゃん派である。事実ひとりでよく観る。なので軟弱なことを言わず映画はひとりで観ろ!!!という向きにおいては…

映画の可能性を拡張する、凡庸な悪のドキュメンタリー。ジョシュア・オッペンハイマー『アクト・オブ・キリング』

化け物のような映画です。ただし、それは登場する殺戮者たちに対する感情ではありません。アクト・オブ・キリング見ます pic.twitter.com/8UouWhWYfg— minekouki (@minesweeper96) 2014, 4月 28映画「アクト・オブ・キリング」|公式サイト 2014年4月 シアタ…

2013年、映画ベスト10

今年は2012年ほど映画が見られませんでした。残念。来年はもっと見たいです。

白石和彌『凶悪』/園子温『地獄でなぜ悪い』/魅力的な殺人者たちと笑いながら巡れ、この世こそが地獄である

凶悪とか地獄とか物騒な感じの日本映画、最高だと思いませんか。 白石和彌『凶悪』 Kyouaku | スロット・ビデオスロットまとめ新潮45のノンフィクション『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を原作とした、故・若松孝二監督に師事した白石和彌監督の初の長編作品です…

世界とは音楽である。オラ・シモンソン、ヨハネス・シェルネ・ニルソン『サウンド・オブ・ノイズ』

この世界は音楽に満ちあふれている。それに気付けるかどうかだけなのだ。http://www.son-movie.com/本作は、2001年に制作され世界各国の映画祭の短編部門を騒がせたショートムービー『Music for One Apartment and Six Drummers』を、あらためて長編映画とし…

人生にはいろいろある。ウディ・アレン『ローマでアモーレ』

愛すべき、ウディ・アレンの最高のコメディ。映画『ローマでアモーレ』公式サイトバルセロナ、ロンドン、パリと旅を続けてきたウディ・アレンが辿り着いたのは、永遠の都ローマ。監督&脚本はもちろん、久々に出演もしています。原題『To Rome with love』か…

人生とは映画である。レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』

レオス・カラックス13年ぶり衝撃の最新作 映画『ホーリー・モーターズ』公式サイト / HOLY MOTORS Official WEB暴風吹き荒れる中、公開初日に見てきましたよ。メイストーム、アンファンテリブル、ホーリー・モーターズ!レオス・カラックス監督との初めての…

今年もステキな映画がたくさんですね

現段階で把握している、今年見たい映画リストです。オススメあったら皆さんも教えてください。 レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』(4月) http://www.holymotors.jp/ 早く見たい! 早く見たい! 早く見たい! ジャック・オーディアール『君と歩く…

千年の愉楽、ツアーパンダ2013、ミスミソウ

最近のいろいろです。 ■ 若松孝二『千年の愉楽』 若松孝二監督作品「千年の愉楽」公式ページ昨年、交通事故で亡くなられた若松孝二監督の遺作。飲み屋でのケンカ仲間だったという中上健次の同名小説を映画化した本作は、紀州の“路地”に住む高貴で穢れた「中…

職人の技術と哲学を受け継ぐために。デヴィッド・ゲルブ『二郎は鮨の夢を見る』

▽ 二郎は鮨の夢を見る引っ越しのドタバタが終わったら真っ先に見ようと思っていた映画『二郎は鮨の夢を見る』、ようやく見てきました。本作は、東京・銀座の地下にあるお鮨屋さんの名店「すきやばし次郎」初代店主、小野二郎さんを中心に撮影されたドキュメ…

2012 Best Movie Top10

10位からいきます。 10位 ▽ アン・リンセル『ピナ・バウシュ 夢の教室』Tanzträume - Jugendliche tanzen Kontakthof von Pina Bausch2009年に亡くなったバレエダンサー、ピナ・バウシュが、自らの代表作「コンタクトホーフ」を、ダンス経験のない40人の少年…

ロバート・レッドフォード『声をかくす人』、法と空気と不条理

The Conspirator.▽ http://www.koe-movie.com/南北戦争の集結直後に起きたリンカーン大統領の暗殺事件。逮捕された犯人グループの中には、犯人にアジトを提供したという疑いが掛けられた南部出身の下宿屋、メアリー・サラットがいた。彼女は民間人であるにも…

庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、絶望とエヴァの呪縛(ネタバレ注意)

ネタバレです。▽ エヴァンゲリオン 公式サイトうわあ、なんだか大変なことになっちゃったぞ。序は徹底的にエンターテインメントで、破は徹底的にベタな希望を描いていました。破を見た後はそりゃあ僕も興奮して「ぽか波最高や!」とか言ってたわけです。▽ ヱ…

パナヒ、アシュラ、園子温、西島大介、とよ田みのる、柳原望、クノー、池田亮司

最近見聞きしたもの、書く暇がなかったのでまとめておきます。 ■ ジャファール・パナヒ『これは映画ではない』 ▽ 単身パック反体制活動により「20年間の映画製作禁止」を命じられたイランの映画監督ジャファール・パナヒが、友人の映画監督を自宅に呼んでい…

アッバス・キアロスタミ『ライク・サムワン・イン・ラブ』は世界の豊かさを教えてくれる

Like someone in love.▽ キアロスタミ最新作「ライク・サムワン・イン・ラブ」初めて見たアッバス・キアロスタミ監督の作品は、たしか『桜桃の味』だったと思います。まだ幼かった僕はその魅力を存分に味わえなかったように記憶していますが、心の片隅に「こ…

ヨルゴス・ランティモス『籠の中の乙女』、知恵の実を食べて楽園を出た先にあるもの

痛い映画です。▽ 映画『籠の中の乙女』公式サイトヤバいものを見た感が満載。ギリシャの裕福そうな家庭で、男1人と女2人の兄妹&両親の5人が暮らしていました。ところが子ども3人はどうも言っていることがおかしい。なんと父は「家の敷地の外は危険で車が無…

凶暴な正気、発狂したタイムテーブル、非日常の目眩、そして「E2-E4」——『FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO 2012』レポート

▽ FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO 2012 - 2012年8月11日幕張メッセにて奇跡の再起!!!!!!!!!!!!!目眩がする。未だに夢だったのではないかと。幕張メッセ、フリードミューンゼロ、宇川くん開会宣言なう。 pic.twitter.com/XTbrtSkG— 椹木 野衣 Noi Sawaragi…

FREEDOMMUNEに行ってきます

▽ FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO 2012 - 2012年8月11日幕張メッセにて奇跡の再起!!!!!!!!!!!!! ▽ LIVE - FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO 2012いやちょっとほんとマジでFREEDOMMUNEどうすればいいのか分かんないけどとりあえずこんなに沢山あるのに見…

大林宣彦『この空の花―長岡花火物語』/細田守『おおかみこどもの雨と雪』/2人の花、雪の降る町、雨の日の記憶

人は生きて、死ぬ。 大林宣彦『この空の花―長岡花火物語』 ▽ 映画『この空の花 ―長岡花火物語』まさしく長岡ワンダーランドにして大林マジック。新潟は長岡で毎年8月に打ち上げられる「長岡花火」を、戊辰戦争、真珠湾攻撃、長岡大空襲、新潟県中越沖地震、…

MVOT、tickles、Farhādī、Heem、いがらしみきお

ここのところ素晴らしいものをたくさん見聞きしたんだけど、しばらくブログが書けるような状態では無かったので、ざくっとまとめて書いておきます。 ■ Moritz Von Ozwald Trio『Fetch』 ▽ Amazon.co.jp: Moritz Von Oswald Trio : Fetch - 音楽ついに出たよ…

ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』が見せた、美しく矛盾する人間の二重性

“世界一の都”パリ!▽ 映画「ミッドナイト・イン・パリ」公式サイト|5月26日(土)より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他全国ロードショー!2012年アカデミー賞の最優秀脚本賞とゴールデン・グローブ賞…

ゴールデンウィーク9連休の半分を風邪で寝て過ごしたブログこちらになります

ゴールデンウィークは9連休でした。そんな長期休暇、社会人になって初めてかも!と初日から関東に帰省して遊んでいたら、中盤で京都に戻ってきたタイミングで風邪で倒れ、後半はそのまま寝て過ごしました。いまも治りきっておりません。ということで時間が経…

タル・ベーラ『ニーチェの馬』、壮絶なるフィルム、世界の終わり、ひとかけらのジャガイモ

神は死んだ!▽ 映画『ニーチェの馬』公式サイト天才タル・ベーラ監督の“最後の作品”。イタリアはトリノにて馬の首をかき抱きながら号泣し発狂したフリードリヒ・ニーチェの逸話から「じゃあその馬はどうなったのよ」という方向に飛ぶというとんでもないお話…

イ・チャンドン『ポエトリー アグネスの詩』/ラース・フォン・トリアー『メランコリア』/絶望と美

時よ止まれ、お前は美しい。 ▽ 映画のブログ poetry-shi.jp ポエトリー アグネスの詩をみて感動 | ポエトリー アグネスの詩をみて感動 ▽ 毎日の趣味と健康日記絶望に美を見出してしまうのは、多分、罪深いことなのだと思います。イ・チャンドンの『ポエトリー…

クリント・イーストウッド『J・エドガー』/ヴィセンテ・アモリン『善き人』/正しきことの困難さ

さぁ、お前の罪を数えろ。 ▽ J・エドガー ▽ ITサービスマネジメントとクラウド: サービスマネジメント正しいことをして生きていきたい、と思う人は世の中にどのくらいいるのでしょうか。まあ、たいてい、難しいのですが。クリント・イーストウッドの『J・エ…

園子温『ヒミズ』の正しさと悲しみ、あるいは「絶望する者」と世界について

映画および原作のネタバレ全開なのでご注意ください。▽ 2012.7.3(tue)ブルーレイ&DVD発売! 映画『ヒミズ』公式サイト古谷実の傑作『ヒミズ』を、約10年の時を経て、園子温が実写映画化。3.11発生時に脚本を大幅に書き直し、舞台を震災後の日本としている…

フォルカー・ザッテル『アンダー・コントロール』のフィルムが淡々と描く原発(&放射能)

滅びゆくものは美しい、とかなんとか。▽ 映画『アンダーコントロール』公式サイト ▽ UNTER KONTROLLE - Ab 26. Mai im Kino!ドイツ原発見学ドキュメンタリー『アンダー・コントロール(Unter Kontrolle)』。フォルカー・ザッテル氏による、3.11以前に作られ…

富田克也『サウダーヂ』が壮絶すぎてどうしていいか分からない話

『サウダーヂ』がヤバいです。▽ 富田克也監督作品 映画「サウダーヂ」 空族制作富田克也監督による、甲府に生きる人々を描いた、あまりにも生々しい映像世界。キャッチコピーは「土方、移民、HIPHOP」!!!表層的には(少なくとも中盤くらいまでは)バカバ…

『ウィンターズ・ボーン』と『フェア・ゲーム』に見る、タフに生きられるという希望と、タフに生きざるを得ないという絶望について

最近、立て続けに良い映画を見ました。ネタバレかもしれないのでご注意ください。 『ウィンターズ・ボーン』 ▽ 家族のために、未来のために 映画「ウィンターズ・ボーン」で大人になることを考えるアメリカ中西部ミズーリ州の貧しい集落で、幼い弟と妹と暮ら…